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用語解説

有田焼に関する用語について解説いたします。

「磁器(じき)」

陶石を原料とし、陶器より高温(1200~1400度)で焼成された、吸水性の無い焼き物。
“石もの”と呼ばれることもある。日本では江戸時代初頭に、李参平が有田で焼いたのが初めとされる。

磁器写真
「陶器(とうき)」

吸水性のある粘土質の素地に釉薬をかけ、磁器よりも低い温度(900~1100度)で焼成された焼き物。“土もの”と称されることもあり、温かみのある風合いが特徴。

陶器写真
「上絵(うわえ)」

赤絵、色絵、錦、などとも呼ばれ、本焼きした上に赤・黄・緑などの多彩な絵の具を用いて加色されたもの。絵付けの後、本焼きよりも低い温度(上絵窯)で焼成される。

上絵写真
「染付(そめつけ)」

呉須で模様を下絵付けし、その上に透明釉を掛けて焼いたもの。釉薬より下に絵の具が入り込むため下絵と呼ばれることもあり、近年では赤・緑・黄など藍色以外の染付も作られている。

染付写真
「白磁(はくじ)」

白色の素地に透明釉をかけ、高火度で焼成したもの。日本では17世紀に有田で始まった。

白磁写真
「青磁(せいじ)」

白い素地の上に淡青色の透明釉をかけ、高温の還元熱で焼成したもの。土と釉薬に含まれるわずかな鉄分が還元し、翡翠の色のような美しい青色が生まれる。

青磁写真
「焼き締め(やきしめ)」

粒子の細かい粘土に釉薬をかけず、高温で焼成し焼き締めた焼き物。高温焼成により生地が固く締まっており、釉薬をかけずとも水漏れがしない。

焼き締め写真
「粉引(こひき)」

鉄分の多い素地に白泥を化粧掛けし、その上に透明釉をかけて焼成したもの。白い粉を引いたように見えるところから粉引という。

粉引写真
「貫入(かんにゅう)」

釉薬の表面に細かいヒビ模様が入った状態をさす。素地と釉薬の収縮率の違いにより生じるもので、装飾のために意図的に入れることが多い。使い込むうちに独特の味わいを生んでいく。

「一珍(いっちん)」

装飾技法の一種で、盛り上がりのある線模様のこと。

「釉薬(ゆうやく)」

素焼きした陶磁器の表面に浸透させて焼成すると、薄いガラス質の層ができる。その液体のことを釉薬、または釉(うわぐすり)と呼ぶ。陶磁器表面の装飾と、吸収性をなくすために施される。また、釉薬を施すまえに素地に描かれた絵付けを下絵(染付)、釉薬―焼成後に描かれた絵付けを上絵(赤絵)と呼ぶ。

「高台(こうだい)」

皿、鉢、茶碗などの底についている台の部分で、「糸底」と呼ばれることもある。

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